2017年12月18日月曜日

乾麺うどん

今回は、うちで育てた小麦を加工してもらっている、乾麺うどんのご紹介です。

娘が持っている右側が太麺。左側が細麺タイプ。

いずれも、黒澤製麺所さんのところで作ってもらっています。
 




小麦の種類は「ユメセイキ」。
友達から紹介してもらって育てるようになった、中力粉タイプです。
リンクで紹介されているように、アミロースの割合が低いため、粘り気が強くなり、
うどんにした場合、弾力性とつるつる感のあるおいしいうどんが作れるとのこと。

私達が小麦を育てるようになって、10年以上になります。
品種は数年おきに更新し、自分達の暮らしに合うものを探していました。

これまでは、収量は多いけれど、背が高くなり収穫が大変なものや、
早生のもの、晩生のもの、強力タイプに近くてパン作りに合うもの、
いろんな小麦を育ててきました。

子ども達がうどんを打つようになって、
おいしいうどんができる小麦の種が欲しくなり、探していたところ、
このユメセイキを紹介してもらったのです。


 私達が育てている小麦を乾麺に加工してもらうようになったことにも、
少しいきさつがあります。
 

 小麦を育てて、自分達で粉を挽き、自家製のパンやうどんを作る、
というのは、自給の暮らしを進める中でやりたいことの1つで、
それで私達も小麦を育てるようになったわけですが、
ここで一番の問題になるのが小麦の精白でした。

家庭用に販売されている粉ひき機は、
小麦の皮の部分と白い内側の小麦粉に分けるのに、大変時間がかかってしまうのです。
半日かけて500gの精白小麦がやっととれる、ということですと、
なかなか続きません。

そこで大抵小麦を作っている人は、小麦粉を挽いてくれる製粉所に出すのですが、
うちの場合、強い蕎麦アレルギーがあるため、蕎麦も扱っているところに
小麦をだすことができません。
(一度出したところ、やはり反応がでてしまうことがわかりました。)
 
蕎麦アレルギーがあるのに、そば処の長野県に移住したという時点で、
そもそもチャレンジャーだったのですが、(笑)
やはり県内の製粉所で蕎麦を扱っていないところは探しても皆無でした。

せっかく自分達で小麦を育てたのに、食べるところまでたどり着かない、
と思って困っていた時に、知り合いから黒澤製麺所を紹介してもらいました。

普通製麺所での加工となると、
何百キロ以上というロットでなければ受け付けてくれないのですが、
黒澤製麺所では、60kgと少ない量でも受けてくださいます。
(少し割高になりますが、30kgでもOKです。)

また、こだわりの塩やお水を使ってほしければ、小麦といっしょに梱包すれば、
それも使って作ってもらえます。

私達の場合も、そうやって塩と湧き水を送って作ってもらっています。

そしてなにより安心なのが、蕎麦の混入がないように気遣ってもらえることです。

黒澤製麺所さんとは、かれこれ10年以上のおつきあいとなりました。
丁寧な応対をしていただいて、毎年大変感謝です。
全国あちこちから私達と同じように小麦を育てている人達から注文がくるので、
最近は1か月先くらいまで、予約でいっぱいだそうです。


 今年収穫できた小麦の量は200kg近くあり、畑の面積から考えれば豊作でした。
種まきを終えたあと、このうち大部分を乾麺にかえ、
醤油の麴用と、パンやクッキーを焼く時の全粒粉用にとっておいて使います。

霜が強く降りるようになって、今年蒔いた小麦の麦踏も始まりました。
カモシカとの知恵比べも同時に・・笑。


冬の寒い日、太麺で作るあったかい煮込みうどんは最高ですし、
さっと茹でられる細麺で、さらさらゆでうどんで食べるのも お手軽でお勧めです。





沢渡のうどん 1パックあたり250g 416円

(3パック、5パック、10パックセットで販売中)

<保存方法>
 直射日光の当たらないところで保存してください。品質が保てるようにエイジレスを入れてあります。

<利用方法>
 太麺 ゆで時間10分 
    別茹でしても煮込みにしても両方楽しめます
    味噌、醤油、あんかけ、焼うどんにしても。

  細麺 ゆで時間5分  
    別茹でしてそのままつけ汁をかけても、
    茹でて水でしめて温めなおしても。
    温かい季節は、ざるうどんもお勧めです。 

 http://shop.sawando.net/

              





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