2018年1月15日月曜日

古代米

今回ご紹介するのはさわんどの「古代米」です。

古代米は、その名前の通り、1500年以上も前から
中国アジア地域では、栽培され食されていたそうで、
中国では漢の時代、皇室御用米として珍重されていたり、
明の時代の薬膳書には、黒米の薬膳効能として、
造血作用、精力増強、滋養作用等が記されているそうです。

日本には、縄文~弥生時代の間に中国から渡来して以来、
明治時代の中頃までは、全国で栽培されていたそうです。

しかし明治中期以降、突然変異によってできたと思われる白米のみが選抜改良され、
有色素米は白米の品質を落とす雑草とみなし、政府が駆除してしまったため、
古代米の稲品種は激減してしまったのだそうです。

 
 古代米には、他にも赤米や緑米、香り米などの種類がありますが、
さわんどで栽培しているのは、もち種の黒米です。

黒米を入れて炊いたごはんは、お赤飯の元祖と言われているそうで、
白いごはんに混ぜて炊くとピンクから赤色のごはんになります。
とてもかわいらしく、
また餅品種では、ごはん全体がもちっとします。

ごはんに混ぜる黒米の目安は、お米の3~10%ほど。
玄米や分つき米は特に、
お米3合に対して、黒米を大匙1~2杯ほど入れて炊くだけて、
ごはん全体が食べやすくなります。


 古代米は水田で、他のお米のように育ちます。
実りは我が家で栽培している中で一番収穫時期が遅く、
実が落ちやすいため、機械で刈り取らずに手で刈りとり、
その場で脱穀し、天日乾燥させています。

さわんどで育てている古代米は
細長く平べったいために脱穀時に割れやすく、
1度もみすりをした後は、我が家の場合手で籾と米を選別しています。
(他のお米やもち米は、籾が残ったものは2回もみすり機にかければ、
 ほぼすべての籾が取れます。)


 (残った籾を、唐箕にかけたあと、お盆にいれてモクモクと選別してます)
 


さわんどで栽培している品種は、
川口由一さんが経営されている赤目自然塾由来のもので、
自然農を実践されている知り合いから分けてもらって、
種を継いでいます。

品種改良によって、もっと栽培が容易なタイプもあるようですが、
手間がかかる分かわいい、ということもあって、
この香り豊かな古代米を他の品種にはかえがたく、
毎年育てています。

(Sさんより頂いたご感想)

古代米、美味しくいただいてます^ ^
初めてさわんどさんの古代米を口の中に入れた時、やさしい感じがしました。
白米と押麦と雑穀と古代米を混ぜて炊いて食べていますが、この美味しさを知ってしまったら、今まで食べられたコンビニのおにぎりが食べたくなくなりました。
しかも今までうちで食べていた白米だけのご飯よりずっと美味しいです。
すでに夫も白米だけのご飯より気に入っていて、白米だけのご飯をだすと古代米のご飯はないの?と聞いてくるくらいです。
ありがとうございました^ ^



さわんどの古代米 900gあたり  1380円
 
⇒ http://shop.sawando.net/items/4807084

他、雑穀や小豆とともに300gのパックもセット販売中







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