私達が梅干しを作るようになったのは、
結婚してすぐ、畑を始めた年から。
かれこれ20年になります。
もともと梅干しはそれほど食べていませんでしたが、
息子のアレルギーからマクロビオティックの食事法に会い、
梅干しを摂る大切さを知りました。
最初はマクロビオティックの作り方に習って、塩分は15~20%。
勧められるままにミネラルたっぷりな自然食品屋さんの塩を使っていましたが、
正直、塩分が強すぎるように感じていました。
梅干しを作り始めて数年たったころ、
家の近くに梅干し農家さんがいて、毎年たくさんの梅を干していました。
そのおばあちゃんから、上手に管理すれば11%まで落とせる、
それ以下にすると白カビがでると教わり、早速試してみました。
あれこれ数年かけて実験した結果、うちの保存庫で長く保存することを考えると、
12~3%くらいがよいことがわかり、 以来その塩分濃度で作っています。
長野県に移住してからは、小梅を栽培しています。
初めに移住した家の裏には、もう20年ほど管理されていなかった梅の木が何本もあり、
それを徐々に剪定しながら毎年収穫させてもらいました。
梅はたくさん採れる年と採れない年が交互にくるそうで、
採れる年はたくさんストックし、採れない年はストックから食べていく、
という風になりました。
発酵食品は、時間がたつと塩気も味も馴染んでマイルドになると言われていますが、
梅干しほど長く保存するほど味が深まり美味しくなっていくものは、
他にないと思います。
現在販売しているのは、仕込んでから2年過ぎたものと、7年過ぎたものですが、
7年過ぎた梅干しの味わいに、2年ものはまだまだ追いつきません。
長年置き過ぎた味噌のようなひねた味にもならず、年々上品度が増していく、
それが梅干しの面白さです。
さわんどの梅干しの特徴は、 赤紫蘇を使わないことです。
理由はうちの家族の好み。笑。
それでもうっすら赤い梅干しになるのは、しっかり天日で乾燥させているからです。
保存期間が長くなると、さらに色も落ち着いていきます。
昨年作った梅干しも、この通り、ずいぶん落ち着いた色になってきました。
梅干しを作るようになって、すっかり梅干しが好きになりました。
夏のおにぎりやお弁当のごはんも、梅干しを入れておけば安心です。
梅干しと醤油とショウガとお茶(番茶)で作る梅醤番茶は
風邪をひいた時、身体が冷えた時のお助けドリンク。
すっと身体があったまります。
また、夏にたくさん汗をかいたり、冷房で冷えて身体の芯が疲れている時、
梅干しを摂ると、なんだかしゃきっとして疲れがとれます。
さわんどの梅干し
2年もの 562円 7年もの 842円
どちらも300g入り
<保存方法>
常温で保存出来ます。瓶などに移し替えても。
<利用方法>
おにぎりの具、ごはんのともに。梅和え、漬物の酸味に。
http://shop.sawando.net/
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